まずは一歩踏み出そう!
私の留学体験記 (UCSI大学|Tさん)

今回の留学体験記は、マレーシアの私立大学の中ではトップランクグループに位置する世界評価の高いUCSI大学に在籍するTさんです。
Tさんは島根県の公立高校を卒業し、日本の大学とマレーシアの大学の両方を進学先として視野に入れながら、留学への憧れを実現するため、マレーシアのUCSI大学に進学することを決意しました。
日本人学生が少ない大学ということ、そしてUCSI大学の世界ランキングの高さが大きな決め手となったようですが、そんな環境の中で「将来はデジタルマーケティングに関連した仕事に就きたい」という夢を持って日々学業に打ち込んでいる姿は、これから留学を考える後輩の皆さんにとって、とても参考になる先輩像です。
そんなTさんの留学体験記、どうぞご覧ください。
(Go for it ブログ編集部)

執筆者の基本情報
ペンネーム | T |
---|---|
性別 | 男子 |
出身高校の所在県 (または地方) | 島根県 |
公立/私立 | 公立 |
高校の最終成績(GPA) | 3.7 / 5.0 |
出願時のIELTSスコア | 6.0 |
進学した大学 | UCSI大学 |
在籍する学年 | Year 3 |
学部・専攻 | ビジネス学部 マーケティング専攻 Bachelor of Arts (Hons) in Marketing |
ファウンデーションコース経由か? | いいえ |
英語強化コース経由か? | いいえ |

高校時代に頑張ったこと、打ち込んだこと
高校時代は部活に力を入れていました。母校は公立高校ながら、サッカー・野球・剣道・バレー・陸上と県内屈指のスポーツ強豪校として知られています。僕は当時サッカー部に所属しており、部活内外問わず3年間同士達と切磋琢磨しながら日々を全力で生きていました。
特に力を入れたのは、選手としてトップチームに早く定着すること、そしてチームとして全国大会に進出することでした。我がサッカー部も県内外から総勢100人を越える部員数が集まることから、トップチームに入るのは難しい状況でしたが、日々の練習や試合で積極的にアピールすることで、少しずつ機会をもらうことができ、2年生の前半期からトップチーム帯同、そして後半期から引退するまでに何度もスタメンで試合に出場することができました。
チームとしては、インターハイ予選・高校サッカー選手権の予選を準優勝計4回と惜しくも全国大会にあと一歩届かなかったですが、仲間達と鎬を削り合いながら1つの目標に向かって歩んでゆく経験は何よりの財産になりました。
いつから、なぜマレーシアを考え始めたか?
12歳のとき、当時通っていた英語塾の影響でイギリスに2週間ホームステイしたのがきっかけで留学に興味が湧きました。
その後、高校3年生の春にクラスメイトの1人が卒業後に留学するという話を聞いたことでますます留学に対して好奇心が湧き、大学受験はしたものの日本の大学には進学せずに、オーストラリアの語学学校に留学しました。
マレーシアを選んだきっかけは、オーストラリア留学中に『なぜこの国を選んだの?』とよく聞かれ、その時にこの国を選んだ理由が自分自身あまり納得できるものではなかったからです。それ以来、本当に学びたい・行きたい国はどこかと自分自身に問いかける機会が多くなり、本格的な大学留学の国選びを始めました。
国を選ぶ条件としては、英語で講義を受けれる・日本人がまだあまりいない国・コストの安さ・教育水準の高さ・日本との時差と条件を絞っていくなかで、マレーシアが該当したのでこの国に決めました。
なので最初は特にこれといった興味は初め無く、どちらかというと条件に当てはまったから選んだというのが理由です。
IELTSスコアを上げる苦労と具体的な勉強法は?
私は、学部が提示しているIELTSスコアの+0.5を目安にしていたので、その基準値である「6.0」を目標に勉強していました。
長期間勉強するのが苦手なため、勉強期間として約2ヶ月という期間を設定しました。そしてその期間中は基本的に毎日4技能全て勉強することを心掛けていました。
問題集はIELTSの問題集を無料で手にいれることができるウェブサイトがあったので、基本的には全てそのサイトを使って対策しました。また、リスニングは毎日YouTubeでIELTSの問題をアップロードするアカウントがあったので、それも欠かさずに利用していました。
その他に、スピーキングはCamblyを使って練習して、ライティングは留学エージェントが契約している先生に採点してもらっていました。そして2ヶ月後のテストで「6.0」というスコアを取ることができました。
なぜその大学と専攻を選んだのか?

UCSI大学を選んだ理由は3点あります。
それは日本人が少なく、学費が比較的安いにも関わらず、QS世界大学ランキングでマレーシアの上位に位置していることです。
日本人が少ない環境を選ぶ理由は、より現地の環境やコミュニティに囲まれながら学びたいという思いからです。
また、UCSIは他の私立大学よりも学費が比較的に抑えめであるとともに、Taylor’sに次ぐマレーシア第2位の私立大学という強みがあるので、UCSI大学を最終的に選びました。
マーケティング学科を選んだ理由は、将来ビジネスをする上でマーケティングは避けては通れないものだと思い、どのようなものかをしっかり学びたいということから選びました。
入学前と入学後の印象のギャップはあったか?
これといったカルチャーショックは特になかったです(笑)
しかし、スライド作成のクオリティは最初かなり驚きました。ローカル学生全員というわけではないですが、多くの学生がスライド作成を短時間でかつ高クオリティで作れます。
また、プレゼンテーションも慣れている生徒が日本に比べて比較的多く、そこの点においてもかなり衝撃を受けました。
さらに当たり前のようにみんな3〜4ヶ国語を平気で話せる点においても、来る前ある程度予想はしていましたが、改めて関心しました!
セメスター留学や海外大編入を考えているか?
入学前は2つの国の大学の学士号が取得できるデュアルディグリーも考えていましたが、今は全く考えていないです。
理由としては、マレーシアでの生活が当初考えていたよりもかなり気に入ったからです(笑)
たくさんのコミュニティに参加して、多くの方々と会うことによって、マレーシアで残りの大学生活を過ごすのも悪くないと考えを改めました。
大学留学がスタートしてから自分は成長したか?

考え方が成長しました。成長というよりも変わったという方が適切かもしれません。
以前までは全て自分で解決できたので自分の考えが正しいと思い、固執しすぎるが故、他の人の意見にあまり耳を傾けないことがよくありました。
しかし、大学留学を通して、グループワークの大切さや効率さを学んだことから、周りの意見も取り入れるようになりました。その点においては、成長したと思います。
大学生活が終わるまでに、どういう自分になりたいか?
私は物事をもっと長期的に捉え、目標を持って行動できるような人間になりたいです。
私は長期的な目標を持って何か行動するのが苦手なので、どうしても短期的に物事を考え、その場での最適な解決策を必死に模索して問題を乗り越えることがあります。
言い換えれば、時には後先考えずに先に行動してしまうこともあります。この場合、その意思決定が成功した・失敗したに関わらず、行き当たりばったりのギャンブル行動になる傾向がほとんどであり、学びにおいてはあまりに限定的すぎて参考にならないことが多々あります。
したがって、残りの大学生活までにはある程度の物事をあらかじめ予測、さらには物事を長期的に考えながら余裕を持って対処して行動できるような人間になりたいです。
将来は、どこの国でどういう仕事をしたい?
マレーシアです!
というのも自分の生活スタイルが日本よりもマレーシアの方がマッチしているので(笑)
仕事に関しては、特にデジタルマーケティングに関連した仕事に就きたいと考えています。日本よりもデジタル化が進み、国としての勢いも見られるマレーシアは自分の可能性もさらに広げられることができると思い、この国で働きたいと考えています。
実際にマレーシアで生活した率直な感想
日本を除く世界の国の中では圧倒的に住みやすい国だと思います。差別はなく、気候も安定しており、また飯も美味しい!さらに英語が通じるのもかなりポイントが高いと思います。
他の東南アジアは比較的英語が通じにくいところが多く、なかなか私生活においては難しい場面も多くあると思います。シンガポールやフィリピンは英語が通じますが、それぞれ生活コストの高さやインフラ面で問題があるのが、マレーシアとは大きく異なっている点だと思います。
ただ、道路を複雑に作り過ぎているため交通渋滞が頻繁に起こる点は、マレーシアの問題点の1つだと思います😅
マレーシア大学留学は後輩諸君にお勧めできるか?

私はかなりおすすめできます!
アメリカ・カナダ・オーストラリアなどの人気な留学先の国は、かなり強みと弱みがはっきりしている印象があり、人を選ぶと思います。しかしマレーシアはこれと言った突出した強みは他国と比較したら無いですが、全ての平均点が高くバランスが良い国なので、どの人からもある程度の支持は得られることができると思います。
なのでこれまで留学経験がなかったり、また不安な方にはピッタリだと思います!
以上