大学情報

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提携大学 (28校)

Go for it が提携するマレーシアの大学は、業界最多の28校。人気の大学をやみくもに勧めるのではなく、カウンセリングの時にうかがった高校生の皆さんの希望や将来の夢に適う大学と学部専攻を丁寧にご提案しています。

クアラルンプール

ジョホールバル

ペラ州

サラワク州

その他の提携大学 (URLリンクのみ)

以下の提携大学は、URLリンクのみご案内しています。各大学の専攻などの詳細を知りたい場合は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

マレーシアの大学では、日本の大学では見かけない細かな専攻分野が数多く存在します。高校生の皆さんが抱く将来の夢につながる学びの分野が、きっと見つかります。

ビジネス学部

マレーシアでも人気のビジネス学部では幅広い分野をカバーしており、各自の興味や将来のキャリア目標に合わせて専門的な知識を深められるのが大きな特長です。

  1. 経営学|Management
    リーダーシップや意思決定、組織運営の原理と実践を学びます。経営戦略や人材管理を学び、企業経営に必要な基礎的な知識が身につきます。
  2. マーケティング|Marketing
    消費者心理や市場分析、ブランド戦略などを学び、製品やサービスのプロモーションや販売戦略を立案する力を養います。マレーシアの大学では、デジタルマーケティングなど最新トレンドにも対応しています。
  3. ファイナンス|Finance
    企業の財務分析や資産運用、投資、リスク管理などを学び、金融業界や企業の財務部門でのキャリアを目指せます。
  4. 会計学|Accounting
    財務報告や会計基準に基づいた財務諸表の作成、税務などを学びます。会計士や監査人といった専門職、企業の財務経理部門マネージャーを目指す学生に人気の分野です。
  5. 国際ビジネス|International Business
    多文化間のビジネスや国際貿易、グローバル企業の経営戦略を学ぶことで、異なる国や文化をまたいで活動するビジネスフィールドで必要な知識を学びます。
  6. 人材管理|Human Resource Management
    採用や労務管理、従業員の育成といった組織内での人材戦略を学び、企業の人事部門でのキャリア形成に役立ちます。

卒業後の進路》ビジネス学部を卒業すると、専門的な知識やインターンシップなどで実社会での実践的なスキルを磨くことができるため、日本での就職のみならずマレーシアでも多様な職種で活躍できる人材となることが期待されます。

コンピュータサイエンス学部

マレーシアのコンピューターサイエンス学部では、急成長するIT業界に直結するスキルと知識を実践的に学べます。マレーシアは、学外でもインターンシップや現場での経験を積みやすい環境で、以下の分野で自身の興味に応じて専門性を高められます。

  1. プログラミングとソフトウェア開発|Programming and Software Development
    プログラミング言語の基礎から、アプリケーション開発、システム設計など、実際のソフトウェア開発に必要なスキルを学びます。
  2. データサイエンスとビッグデータ|Data Science and Big Data
    データ分析、データ可視化、機械学習といったビッグデータの活用技術を学び、ビジネスや産業でのデータ活用力を身につけます。
  3. 人工知能と機械学習|Artificial Intelligence and Machine Learning
    AIの基本概念からディープラーニング、自然言語処理まで、最先端の技術を学び、AIエンジニアやリサーチャーとしてのスキルを磨けます。
  4. サイバーセキュリティ|Cybersecurity
    ネットワークセキュリティ、フォレンジック、暗号技術、エシカルハッキングなど、世界的に需要の高い「セキュリティリスク・スペシャリスト」としての対応力を学びます。
  5. コンピュータネットワーク|Computer Networking
    ネットワーク設計、プロトコル、クラウドコンピューティングなど、インターネットやクラウドの基盤技術を学び、ネットワークエンジニアを目指せます。
  6. ヒューマン・コンピュータ・インタラクション|Human-Computer Interaction
    ユーザー体験(UX)やユーザーインターフェース(UI)の設計、ユーザー行動分析などを学び、人間にとって使いやすいデザイン・インターフェイスを追求します。
  7. ロボティクス|Robotics
    センサー技術やロボット制御、組み込みシステムのプログラミングなど、ロボット工学の基礎から応用まで学べます。

卒業後の進路》卒業後は、ITエンジニア、AIスペシャリスト、セキュリティアナリスト、データサイエンティストなど、現代社会において採用ニーズの高いデジタル、IT、コンピューティングの分野でさまざまなキャリアの選択肢が開かれます。

デザイン学部

デザイン学部では、創造的な表現力と実践的なデザインスキルを学び、多様なデザイン分野で活躍できるプロフェッショナルを目指します。学生は視覚的なコミュニケーションや創造的なプロセスを通じてデザインの基礎と応用を習得します。

  1. グラフィックデザイン|Graphic Design
    タイポグラフィ、色彩理論、ブランディング、印刷デザインなどを学び、ロゴやポスター、パッケージデザインといった視覚的コミュニケーションのスキルを磨きます。広告業界や印刷会社でのキャリアに直結します。
  2. インテリアデザイン|Interior Design
    空間デザイン、家具の配置、照明デザイン、色彩計画などを学び、居住空間や商業空間の快適さや美しさを追求します。建築会社、デザイン事務所、リノベーション業界での仕事に役立ちます。
  3. プロダクトデザイン|Product Design
    製品のデザインプロセス、材料の選定、製造プロセス、ユーザーエクスペリエンス(UX)を学び、家具や家電、日用品のデザインを行うスキルを身につけます。製造業やデザインスタジオでのキャリアに繋がります。
  4. ファッションデザイン|Fashion Design
    ファッションイラスト、パターン作成、テキスタイルの選定、トレンド分析など、ファッション業界におけるデザインプロセス全般を学びます。アパレル企業、ファッションブランド、スタイリスト業界での就職が期待されます。
  5. マルチメディアデザイン|Multimedia Design
    アニメーション、ビデオ編集、インタラクティブメディア、3Dモデリングなど、デジタルコンテンツ制作に必要なスキルを学びます。ゲーム開発、映画制作、デジタル広告など、エンターテイメント分野でのキャリアに役立ちます。
  6. ユーザーエクスペリエンス/インターフェースデザイン|UX/UI Design
    ユーザー中心のデザイン、ワイヤーフレーム作成、プロトタイピング、ユーザビリティテストを学び、デジタル製品の使いやすさを追求します。IT企業やアプリ開発、ウェブデザイン業界での活躍が期待されます。
  7. アートディレクション|Art Direction
    クリエイティブプロジェクトのコンセプト作成、ビジュアルコンテンツの監修、ブランドイメージの管理などを学びます。広告業界やデザインスタジオでのディレクション職を目指せます。

卒業後の進路》卒業後は、広告業界、建築、インテリア、ファッション、ゲーム開発、デジタルメディアなどの分野での就職が期待され、デザイナーやクリエイティブディレクター、プロジェクトマネージャー、アートディレクターといった役職へのキャリアパスが開かれる即戦力として活躍が期待されます。

ホスピタリティ学部

日本ではほとんど見かけない学部ですが、ホスピタリティ・イベントマネジメント学部では、マレーシアはアジアの観光地として人気が高く、リゾート地や観光施設、国際会議が豊富なため、国際的な視点で観光業、ホテル経営、イベント運営のスキルを実践的に学ぶことができます。

  1. ホテルマネジメント|Hotel Management
    ホテルのフロントオフィス、ハウスキーピング、フード&ビバレッジなど、ホテルの運営全般を学び、オペレーション管理や顧客サービススキルを実践的に習得します。
  2. ツーリズムマネジメント|Tourism Management
    観光地の開発、観光マーケティング、旅行会社の運営など、観光業に関わる幅広い知識とスキルを学び、ツアー企画や旅行プランの管理能力を高めます。
  3. イベントマネジメント|Event Management
    会議、展示会、フェスティバルなど、多様なイベントの企画・運営方法を学びます。イベント計画、予算管理、マーケティングまでの一連の流れを把握し、エンターテインメント業界や産業イベント業界で活躍できるスキルを磨けます。
  4. フード&ビバレッジマネジメント|Food & Beverage Management
    レストランやケータリングの運営、メニュー開発、コスト管理など、飲食業のビジネスに特化した知識を学び、レストランマネージャーやフードサービスの専門職を目指し、将来的に独立した時のスキルに直結する実務を学べます。
  5. リゾート&レクリエーションマネジメント|Resort and Recreation Management
    リゾート施設やテーマパークの運営、レクリエーションサービスの提供に関するスキルを学び、リゾート業界のキャリア形成に役立ちます。
  6. 持続可能な観光|Sustainable Tourism
    現代社会に必要な視点とされる「環境保護」や「地域社会への貢献」を考慮した観光の発展を学び、エコツーリズムや持続可能な観光プランの立案に関わる力を身につけます。

卒業後の進路》ホテルやレストランなどグローバルな企業が多いのがホスピタリティ業界です。接客力とコミュニケーション力が重要視されるため、インターンシップでの実践力や英語を使いこなす力や異文化理解を身につけることが卒業後の国際的なキャリアでも強みとなります。

国際関係学部

国際関係学は、政治学、経済学、歴史、法学、人権、外交といった幅広い分野をカバーしており、学生は各国の政策や国際機関の役割、異文化理解、紛争解決などを学びます。以下は、主な分野です。

  1. 国際政治|International Politics
    国家間の関係や政策、国際機関(国連、ASEANなど)の役割を学びます。外交、グローバルな課題、地域の安全保障についての理解を深めます。
  2. 国際経済|International Economics
    貿易、グローバル市場、開発経済など、国際経済の基礎と課題について学びます。経済政策の影響や国際ビジネスの背景も理解でき、経済分析のスキルが養われます。
  3. 国際法|International Law
    国際条約や国家間の法的関係、人権、戦争と平和に関わる国際法を学びます。法的な視点からの国際問題解決の方法も習得できます。
  4. 外交学|Diplomacy
    外交の歴史、交渉戦略、実務スキルを学び、国際交渉や公共政策に関わるスキルを培います。外交官や国際機関職員を目指す学生にとって重要な分野です。
  5. 安全保障と紛争解決|Security and Conflict Resolution
    国際紛争の原因、テロリズム、地域安全保障について学び、対立解決のための理論と実践を学びます。平和構築や紛争予防の専門知識を身につけます。
  6. 人権と開発|Human Rights and Development
    世界の人権問題や開発支援、持続可能な開発目標(SDGs)について学びます。NGOや国際支援団体でのキャリアに役立つ分野です。
  7. 地域研究|Area Studies
    アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなど特定地域の歴史、文化、政治について深く学び、各地域の専門的な知識を身につけます。

卒業後の進路》国際関係の各分野を通じて複雑な国際問題に取り組む思考力を養い、マレーシアで英語を学びつつ国際的なスキルを身につけることで、グローバルな視野を持って活躍する人材となることが期待されます。卒業後は、政府機関、NGO、国際機関、コンサルタント、研究職など多様なキャリアが拓けます。

コミュニケーション学部

コミュニケーション学部は、ジャーナリズム、広告、公共関係(PR)、デジタルメディアなど、幅広い分野をカバーしており、学生はメディアの制作・編集、ブランド構築、マーケティング戦略、ソーシャルメディア活用といった実践的な技術を学べます。

  1. ジャーナリズム|Journalism
    ニュース報道の基礎、インタビュー技術、記事の編集、調査報道などを学びます。新聞、雑誌、オンラインメディアでの執筆スキルが身につきます。
  2. 広告|Advertising
    ブランド構築、広告戦略、消費者行動の理解、クリエイティブ制作など、広告キャンペーンの企画と実行に必要な知識とスキルを習得します。
  3. 公共関係|Public Relations, PR
    イメージ管理、危機管理、企業や団体の取引先など利害関係者(ステークホルダー)との関係構築、メディア対応のスキルを学び、PR分野での即戦力を目指します。
  4. デジタル&ソーシャルメディア|Digital and Social Media
    ソーシャルメディア戦略、コンテンツ制作、デジタルマーケティング、データ分析など、デジタル領域での効果的な発信方法を学びます。
  5. 映像制作|Media Production
    映像の撮影、編集、ストーリーテリングなど、ビジュアルメディアの基礎から応用まで学び、映像コンテンツの制作スキルを高めます。
  6. インターカルチュラルコミュニケーション|Intercultural Communication
    異文化理解、多文化間でのコミュニケーションスキルを養い、グローバルな環境での効果的な情報発信を学びます。
  7. コミュニケーション理論|Communication Theory
    コミュニケーションの基本理論、メディアの役割や影響を学び、情報発信の背後にある心理や社会的影響を理解します。

卒業後の進路》コミュニケーション学部の各分野を通じて、メディア環境での実践的なスキルと深い理解を育みます。卒業後は、広告代理店、PR企業、メディア企業、マーケティング職、映像制作、広報担当など、多彩な職業機会が期待されます。

教育学部

教育学部で特に人気なのは、英語を言語として教えるための資格と学位が学べるコースです。

例えば、ノッティンガム大学の教育学部では、TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages: 他言語話者への英語教育)を専門とする学士号ががあり、英語を母語としない日本人などの人々に英語を教えることを学び、将来の英語教師を育成しています。

  1. 英語教育|TESL/TESOL
    英語を母語としない人々に対する英語教育を専門とするコースで、英語を母語としない人々に効果的に英語を教える方法を学びます。文法、語彙、発音、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングなど、英語の総合的なスキルを教える技術に焦点を当て、日本に帰国してからも英語教師としてのキャリアが期待できます。
  2. 初等教育|Primary Education
    小学校教育に焦点を当て、子どもの発達や教育方法を学ぶコースです。基礎教育の重要性から、多くの学生がこの分野を選択しています。
  3. 中等教育|Secondary Education
    中高等学校での教育を目指すコースで、特定の教科(数学、科学、歴史など)の指導法を深く学びます。専門知識と教育技術を兼ね備えた教師を育成します。
  4. 教育管理・リーダーシップ|Education Management and Leadership
    学校運営や教育政策に関する知識を提供し、教育機関の管理職や教育行政に携わる人材を育成します。
  5. 特殊教育|Special Needs Education
    特別な支援を必要とする学生への教育方法を学ぶコースで、インクルーシブ教育の推進に貢献します。

卒業後の進路》英語は国際共通語であり、資格を持つTESOL教師の需要は非常に高いため、卒業後は日本など非英語圏の国や地域での英語教師というキャリアの選択肢が開かれます。

心理学部

心理学部では、人間の行動や心のメカニズムを科学的に理解し、学生は理論的な知識と共に、実際のカウンセリング技術やデータ分析の方法も学べます。マレーシアは多文化社会であり、異なる文化的背景の中で人々がどのように思考し、行動するのかを実践的に学ぶことができる点も大きな魅力です。

  1. 発達心理学|Developmental Psychology
    幼少期から高齢期に至るまでの人間の発達過程を研究し、年齢に応じた心理的な変化や成長について学びます。教育や子供の発達支援に役立ちます。
  2. 社会心理学|Social Psychology
    人間の社会的行動や集団における心理、他者との相互作用について学びます。偏見、差別、リーダーシップ、協力行動などの研究が含まれます。
  3. 臨床心理学|Clinical Psychology
    心理的な障害やストレス、感情的な問題への対応方法を学び、診断や治療方法、カウンセリングの基礎を身につけます。カウンセラーやセラピストを目指す学生に人気の分野です。
  4. 認知心理学|Cognitive Psychology
    思考、記憶、判断、学習、問題解決などの認知プロセスについて学びます。人間の知覚や情報処理に関する理解が深まり、教育や人間工学、人工知能の分野にも応用されます。
  5. 産業・組織心理学|Industrial and Organizational Psychology
    職場での人間の行動や動機づけ、パフォーマンスについて学び、リーダーシップ、チームダイナミクス、人材育成に関するスキルを養います。企業の人事や組織改革に役立ちます。
  6. 健康心理学|Health Psychology
    健康行動や病気の心理的要因、ストレス管理、健康維持の方法について学びます。医療やウェルビーイング分野でのキャリアに役立つ内容です。
  7. 神経心理学|Neuropsychology
    脳の構造や機能と行動の関連について学びます。脳損傷や神経障害がどのように行動や認知に影響を与えるかを理解することで、リハビリテーションや臨床応用が可能です。

卒業後の進路》心理学部を卒業後は、教育、医療、福祉、企業の人材管理、マーケティングといった分野で、心理カウンセラー、教育分野のアドバイザー、リサーチャー、マーケティングリサーチといった多様な職種が考えられます。英語を使いながら心理学を学ぶことで、国内外の大学院進学や国際的な職場での活躍も視野に入ります。

看護学部

看護学部では、基礎医学、解剖学、生理学などの理論的知識と、病院やクリニックでの臨床実習を通じて、患者ケアに必要な幅広いスキルを学ぶために、以下のような詳細な分野を学びます。

  1. 基礎看護学|Fundamentals of Nursing
    看護の基本となる理論と技術を学びます。患者の基本的なケア、感染対策、衛生管理など、臨床現場で必要な基本スキルを身につけます。
  2. 成人看護学|Adult Nursing
    成人患者を対象としたケアについて学び、一般的な疾患や治療方法に関する知識、病院内での看護技術を習得します。多くの病院やクリニックで求められるスキルが含まれます。
  3. 小児看護学|Pediatric Nursing
    乳児や小児、青少年のケアを学び、成長・発達に伴う健康問題や予防医療についての知識を深めます。子供の心理的ケアも重要な要素です。
  4. 母性看護学|Maternal and Obstetric Nursing
    妊娠、分娩、産後ケアに関する看護技術を学びます。産科病棟でのケアや、母親と新生児の健康管理に必要なスキルを身につけます。
  5. 精神看護学|Mental Health Nursing
    精神的・心理的な健康問題へのケアを学び、うつ病、不安障害、認知症など、さまざまな精神疾患への理解と対応方法を習得します。患者の心のケアに重要な分野です。
  6. 地域看護学|Community Health Nursing
    地域社会や家庭での看護ケアについて学び、健康増進や予防医療の重要性、地域での健康問題の解決方法に焦点を当てます。
  7. 緩和ケアと終末期看護|Palliative and End-of-Life Care
    終末期患者へのケアを学び、痛みの緩和や患者とその家族への心理的サポートについてのスキルを身につけます。人間らしい最期のケアを提供するための分野です。
  8. 看護管理学|Nursing Management and Leadership
    看護部門の管理やチーム医療でのリーダーシップを学び、医療組織内での効果的なリーダーシップスキルを養います。

卒業後の進路》マレーシアの大学の看護学部卒業後、マレーシアのみならず、シンガポール、イギリス、オーストラリアでの就職も視野に入ります。この場合、それぞれの国で看護師資格の認証手続きや英語力証明が必要なので、大学や各国の看護評議会に相談して必要な手続きを確認し準備することが重要です。

エンジニアリング学部

マレーシアの大学では、実務経験を重視したカリキュラムが採用されており、電気工学、機械工学、化学工学、土木工学、石油工学などの幅広い専門分野で、インターンシップや産業連携プロジェクトを通じて現場での経験を積む機会が豊富で、学生は理論と実践を通じて幅広いスキルを身につけます。

  1. 機械工学|Mechanical Engineering
    機械設計、材料力学、熱力学、流体力学、製造工学など、機械や装置の設計・開発に必要な知識と技術を学びます。製造業や自動車産業など、幅広い業界でのキャリアに直結します。
  2. 電気工学|Electrical Engineering
    電気回路、電力システム、制御工学、電子工学などを学び、エネルギー分野や電気設備の設計・管理、制御システムの開発に必要なスキルを身につけます。
  3. 化学工学|Chemical Engineering
    化学プロセスの設計、反応工学、プロセス制御、環境工学などを学び、石油精製、製薬、食品加工などの分野で求められる知識を習得します。
  4. 土木工学|Civil Engineering
    構造工学、地盤工学、環境工学、交通工学などを学び、インフラ整備、建築設計、都市開発などの分野で活躍できるスキルを身につけます。
  5. 電子工学|Electronics Engineering
    半導体デバイス、通信技術、デジタルシステム、信号処理など、電子機器や通信システムの開発に必要な知識を学び、ICTや通信業界でのキャリアに役立てます。
  6. コンピュータ工学|Computer Engineering
    コンピュータアーキテクチャ、組み込みシステム、プログラミング、データ処理など、コンピュータシステムの設計と開発に焦点を当て、IT業界やシステム開発に直結したスキルを学びます。
  7. 環境工学|Environmental Engineering
    水資源管理、廃棄物処理、大気汚染対策、エコテクノロジーなど、環境問題の解決に必要な知識と技術を習得します。持続可能な発展に向けたエンジニアリングの専門家を目指します。
  8. 石油工学|Petroleum Engineering
    石油・ガスの探査、掘削技術、貯蔵タンク設計、油層評価など、エネルギー資源に関わる技術を学び、石油産業やエネルギー業界での活躍を目指せます。

卒業後の進路》エンジニアリング学部を卒業すると、製造業やテクノロジーの分野での幅広いキャリアの可能性が開かれます。研究開発、プロジェクト管理、生産管理、メンテナンスなど、専門スキルを活かせる職種での活躍が期待されます。

サイエンス学部

サイエンス学部では、生物学、化学、物理学、環境科学、バイオテクノロジー、地質学など、自然科学や応用科学に関する幅広い知識とスキルを学び、理論と実践の両面から科学的な探究心を養います。

  1. 生物学|Biology
    細胞生物学、遺伝学、生態学、進化生物学などを学び、生命の仕組みを分子から生態系レベルまで幅広く理解します。医薬品や環境保護、生物多様性保全に関わるキャリアに役立ちます。
  2. 化学|Chemistry
    有機化学、無機化学、分析化学、物理化学などを学び、物質の構造や反応に関する知識を深めます。化学産業、製薬、材料科学など、多様な分野での応用が可能です。
  3. 物理学|Physics
    力学、電磁気学、量子力学、熱力学、光学などを学び、物理現象を理解するための基礎から応用までの知識を身につけます。エンジニアリング、エネルギー産業、研究職でのキャリアに直結します。
  4. 環境科学|Environmental Science
    環境保護、生態学、持続可能な開発、水資源管理などを学び、環境問題の解決に向けた実践的なスキルを身につけます。環境保護団体や政府機関、企業のサステナビリティ部門でのキャリアに役立ちます。
  5. バイオテクノロジー|Biotechnology
    遺伝子工学、細胞工学、バイオプロセスなどを学び、医療、農業、環境保護に応用できるバイオ技術を習得します。バイオ医薬品、農業技術、食品工業などでの就職が見込まれます。
  6. 地質学|Geology
    地球の構造、岩石学、鉱物学、地層学、地震学などを学び、地質現象や自然災害に対する理解を深めます。鉱業、環境コンサルティング、地質調査といった分野で活用できます。
  7. 生化学|Biochemistry
    生体分子の構造や機能、代謝過程、酵素反応について学びます。製薬や食品科学、遺伝子研究などで応用され、医療や研究開発でのキャリアに役立ちます。
  8. 農学|Agricultural Science
    作物科学、植物病理学、土壌科学、持続可能な農業について学び、農業生産の効率向上や食糧問題に貢献する知識を養います。農業関連企業や食品業界での就職が期待できます。

卒業後の進路》サイエンス学部の各分野を通じて科学的な知識と実験的なスキルを養い、産業界や研究分野における応用力を高めます。卒業後は、企業での研究職、教育分野での研究職、教師、製薬、環境コンサルティング、食品工業、政府機関など、多様なキャリアパスが開かれます。

コース紹介

進学ルート体系図

バチェラーコース (学士課程)

バチェラーコースとは、いわゆる“大学卒業”とされる学士課程のことで、修了するとバチェラーの学位が取得できます。

マレーシアの多くの大学は3年制ですが、理系コースは4年制、医学部は5年制など、専攻によって在学年数が異なります。

マレーシアの多くの大学は海外大学と提携し、マレーシアと海外の両方のキャンパスで学べる交換留学プログラム、マレーシアにいながら海外大の学位が取得できるデュアルディグリープログラム、海外提携大学への編入も可能とするツイニングプログラムなど、幅広い選択肢を提供しています。

ディプロマコース (准学士課程)

ディプロマコースは、特定の分野のキャリアパスに備えた実践的なプログラムで、通常は2〜3年で修了する短期大学課程です。

マレーシア人学生はディプロマコース修了後に就職する学生もいますが、IELTSなど英語のスコア要件がバチェラーコースと比べて低く設定されているため、日本人学生にとってはバチェラーコースへ編入のステップとして利用されることが一般的です。

ファウンデーションコース (大学準備課程)

ファンデーションコースは、学士課程へ進学するための準備コースであり、通常は約1年間で修了します。

高校から大学への移行をスムーズに行うため、大学で学ぶ科目の基礎課程や英語プログラムが設けられており、大学レベルの学習に必要な学問的スキルや語学力を養うことを主な目的としています。

英国大学のマレーシア校では、日本人を含む非英語圏の国の高校卒業生に対してファウンデーションコース経由を必須としています。

一方、豪州大学のマレーシア校とマレーシアの大学は、必ずしもファウンデーションを経る必要はありません。

大学の形態の違い

マレーシアの高等教育機関は、「College」、「University College」、「University」の3種類があり、学校名に反映されています。その違いは次のとおりです。

1. College (カレッジ)

定義小規模な高等教育機関で、専門分野やディプロマ、証明書レベルのプログラムを中心に提供します
提供プログラムPre-University Programme(大学予備課程):Foundation, A-Level, CIMP, AUSMATなど
Diploma(卒業証書):職業訓練や技術教育に関するもの
Certificate(証明書):Diplomaに上がるための課程として認定される修了証明書
Bachelor(学士):限られた分野しかなく、多くは海外の他大学との提携で提供
特徴職業訓練や高等教育への準備のための教育機関。Diplomaなどの基礎課程や大学準備課程を提供し、大学進学の準備を支援します。

2. University College (ユニバーシティカレッジ)

定義Collegeよりも高い学術的地位を持つ教育機関ですが、完全な「University)」にはまだ認定されていないもの
提供プログラムBachelor(学士)
Master(修士)
Postgraduate Diploma(大学院ディプロマ)
※提供範囲は大学に比べ限定的
特徴カレッジと大学の中間段階で、独自の学士課程を提供可能だが、「University」に比べ学部や学科数が少ない。認定条件を満たして申請すれば、「University」へ昇格する可能性がある。

3. University (ユニバーシティ)

定義最も高い学術的地位を持ち、幅広い学部と研究活動を行う教育機関
提供プログラムBachelor(学士)
Master(修士)
Ph.D(博士)
専門資格(会計士課程など)
特徴複数の学部や学校を持ち、総合的な教育と研究の機会を提供する完全な高等教育機関。他の教育機関と提携することなく独自に学位を授与できる完全な権限を持ち、世界的に認知されている。
例) マラヤ大学(国立大学)、テイラーズ大学(私立大学)
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