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メルボルン本校セメスター留学体験記3(モナッシュ大学マレーシア校 Rayさん)

モナッシュ大学マレーシア校でコンピュータサイエンスを専攻しているRayです。
モナッシュ大学には、マレーシア校からオーストラリア本校へ1セメスター留学できる制度があります。私はこの制度を利用して、2026年2月からの前期セメスターをメルボルン本校で過ごすことになりました。
今回のシリーズでは、以下の点について数回に分けて書いていく予定です。
豪本校留学体験記の予定
- 出発前の準備
- メルボルンでの生活
- 大学の授業の様子
- セメスターの途中経過
- 留学を終えて感じたこと
前回の記事では、メルボルン到着後の住まい探しやオリエンテーションについて書いてみました。
今回はその続きとして、いよいよ授業が始まってから最初の1ヶ月を振り返っていきます。
私のインタビュー記事はこちら!

今学期履修している授業構成について

今学期は以下の4科目を履修しています。モナッシュ大学では毎セメスターに4科目ずつ履修をすることになっています。
- データベース(FIT2094)
- アルゴリズムとデータ構造(FIT2004)
- Javaの基礎(FIT1051)
- 中国語入門(ATS1001)
今学期は自由選択科目の枠もあったので、せっかくのチャンスだと思い、アーツ学部の授業(中国語)も取ってみました。
こういったマレーシアでは開講されていない授業が開講されているのがオーストラリア本校のいいところだと思います。マレーシアにはない日本語の授業も開講されており、日本語を学んでいる学生もちらほらいます。
実は、もともとは中国語の代わりに「Contemporary Japan(現代日本)」という科目を履修していました。
日本に関する内容ということで興味を持って取ったのですが、実際の授業はかなりディスカッション中心の形式でした。先生だけでなく学生同士も活発に発言し、2時間近く議論が続くような内容です。
議論自体の内容も高度だったというのもあるのですが、最初の週で内容にあまり興味がないことに気づきました(笑)
モナッシュ大学は最初の2週間までは履修登録の内容を変えることができるので、代わりに元々興味があった中国語を取ることにしました。
中国語も発音が難しく簡単ではありませんが、今後の勉強にもつながる科目なので、結果としては良い選択だったと感じています。
それ以外については全てコンピュータサイエンスの授業となっており、今のところ内容は理解できているので良い感じです。
授業がある日の過ごし方
授業は週に三日
私の場合、授業は週3日で、水曜日と金曜日は大学がありません。
モナッシュ大学では1科目ごとに理系は2コマ授業がありますが、文系の場合は1コマなので、週に1日か2日しか大学に行かない人も少なくありません。その代わり、自宅で行う予習や自習の量が多いという特徴があります。
1日の流れ

平日は大体朝9時ごろに起きて朝ごはんを食べ、そのままキャンパスへ向かうというリズムが定着してきました。
こちらに来てから自然と1日3食きちんと食べるようになったので、生活習慣という意味では以前より健康的になった気がします。
キャンパスの学食は一食15ドル前後することも多く、毎日利用するには少し高く感じます。
そのため基本的には自炊をして、お弁当を持参してキャンパスで食べるスタイルにしています。
自炊を中心にすれば食費は毎月3万円程度になるので、オーストラリアでは食事の工夫が節約の鍵になりそうです。
また、キャンパス内には図書館が5ヶ所ほどあり、雰囲気や設備もそれぞれ少し異なります。気分によって場所を変えながら勉強できるのがありがたく、授業が終わったあとは図書館で課題を進めて、日が暮れる頃に帰宅するというサイクルが自然とできあがりました。
オーストラリアは南半球なので2月〜3月が夏にあたりますが、最初の1ヶ月はそれほど暑いとは感じませんでした。セメスターが進むにつれて気温は下がっていき、すでに朝晩は肌寒い日も増えてきています。
南半球に来たのも初めてだったので、不思議な感覚です。
通学方法は自転車通学がおすすめ
私の場合、20〜30分程度かけて自転車通学をしています。
当初はバスも検討していたのですが、オーストラリアのバス代は思っていたよりも高く、頻繁に使うとかなりの出費になります。そこでFacebookのマーケットプレイスで中古の自転車を購入し、自転車通学に切り替えました。
結果的に交通費はほぼゼロになったので、かなり助かっています。運動にもなるので、自転車で通学できる距離に家を探すというのも留学中の節約術として有効だと思います。
マレーシア校との環境の違いについて

実際に授業を受け始めて感じたのは、“授業内容自体は大きく変わらないが、学習を取り巻く環境はかなり違う”という点です。
マレーシアのモナッシュ大学も教育内容はオーストラリア本校と変わらないとされていますが、特にコンピューターサイエンスなどの理数系では授業の質自体にあまり大きな違いは感じませんでした。
強いて言えば先生の英語の発音が少しマレーシアと違うくらいです。
ディスカッションが主な文系の授業だと、また違ったポイントはあるのかもしれません。
以下、私が感じたマレーシアとの環境の違いについて書いてみます。
キャンパスの雰囲気そのもの

クレイトンキャンパスで勉強をするということ自体も、私にとっては大きな違いがありました。
まず建物の数が多く、いかにも大規模な総合大学という雰囲気があります。キャンパスが広く、私自身もまだまだ見たことがない建物がたくさんあるため、毎日気分が新鮮です。
特に良いと感じているのが自然の多さです。芝生が広く木も多く、少し歩くと森のようなエリアが広がっています。授業の合間に外に出るだけでもリフレッシュできる環境で、マレーシア校とはまた違う魅力があります。
また、キャンパス内には本当に様々な国籍の学生がいます。ヨーロッパ系、インド系、アジア系など多様な人種が自然に共存しており、中華系マレーシア人が多くを占めていたマレーシア校と比べると、クレイトンキャンパスはさらに一段上の多様性を感じます。
また、それに付随してネイティブの英語に触れる機会も増えたので、特に日常生活を送る上での英語力がかなり上がった気がします。
キャンパスが混雑していない
マレーシア校はランチタイムになると学食や共有スペースがかなり混みますが、本校はキャンパスが広い分、そういった混雑をほとんど感じません。
図書館も比較的座れますし、勉強スペースの選択肢が多い点はかなり快適です。
高い学費を払っているのに、“マレーシアキャンパスでは勉強する場所すらもない!”という状況に直面することが多かったので、そういった意味ではストレスフリーになりました。
出席コードがない (出欠確認がない)
マレーシア校では学生ビザの関係で授業ごとに出欠を確認するための「出席コードを入力する仕組み」がありますが、本校ではそれがありません。
最初は少し驚きましたが、慣れるとかなり自由です。ただしその分、出席も含めてすべて自己管理という環境になります。
授業を休みすぎると置いて行かれてしまうので、私は基本的に出席するようにしていますが、出席コードを毎回確認する手間が減ったのは地味に嬉しかったです。
アルバイトができる
オーストラリアでは、学生ビザで2週間で48時間までアルバイトが可能です。マレーシアでは基本的にアルバイトができなかったため、この点は大きな違いです。オーストラリアは最低賃金も高く、働きながら留学生活を送る環境が整っていると感じました。
私の場合はあまりアルバイトをしている時間がなかったため諦めましたが、実際に交換留学中にアルバイトをしているマレーシアの友人もちらほらいます。
英語環境に飛び込んでみて

今回の交換留学で大きな目的のひとつだったのが、マレーシアとは違った英語環境に身を置くことでした。
実際に来てみると、やはり英語の面でマレーシア校とは違いを感じます。クレイトンキャンパスにはネイティブスピーカーも多く、授業中のディスカッションや質疑応答の密度が全体的に高いです。
特にディスカッション形式の授業では、最初はネイティブの会話スピードについていくのにかなり苦戦しました。
留学生活で初めてと言えるほどの挫折感を味わいましたが、この経験をきっかけにリスニングと語彙の強化をより意識するようになりました。
一方でCS系の授業については、内容的にも問題なくついていけています。
買い物や交通、住居関係のやり取りなど日常生活の範囲でも特に困ることはなく、ある程度スムーズに過ごせています。
1ヶ月を終えての総括
1ヶ月クレイトンキャンパスで過ごしてみての率直な感想は、“授業内容は大きく変わらないが、環境の違いはかなり大きい”というものです。
英語環境、人種の多様性、キャンパスのスケール、自然の多さ。これらは実際に来てみて初めて強く実感した部分でした。
生活面も最初の慌ただしさは落ち着いてきて、通学のリズムや日常の動きも安定してきました。ここからは、しっかり授業や課題に向き合うフェーズに入っていきます。
今学期は少なくとも3科目以上で最高評価を取ることを目標に、残りの期間もできるだけ多くのことを吸収していきたいと思っています。
次回は、セメスター中盤の生活や課題の様子についてお伝えする予定です。

